スズメの巣が猫に落とされて、一匹の雛が首に擦り傷をおって玄関前に落ちて、ピーピー言っていた。多分、お母さんスズメも、チュンチュン言っていた気がする。

スズメの雛は拾わない事が原則である。母親は、どうにかして、巣に戻してまた育てる。

しかし、巣は落とされて、おそらく兄弟は猫の胃袋、放置は猫の餌やりと等しいこの瞬間。
「貴方ならどうしますか?」



あたしゃぁ~迷わず拾いました。

野鳥用は、今ないから、文鳥用をすり鉢ですり、水で練り、ホッカイロで間接的に保温。体温計は今ある。

野鳥用すりえと、温度計と、ふいごを買ってきて、二時間おきに水分多目にすりえをアイスクリームの木のスプーンを小さくカットしてあげる。大きなお口だから、沢山食べるよ、元気だよ🎵勿論、夜は二時間おきに起きるよ。自由業だから出来たんだね。

すごく慣れて、それでもさすがスズメ。部屋中を、力強く飛び回る。部屋にいる蚊等の虫も食べてくれる。

「ちょうすけ」愛称『ちょーちゃん』



文鳥の飼い方は、小学生の頃から暗記するほど馬鹿みたいに本を読んでいるから、だいたい解る。
文鳥は、草食動物だけど、スズメは雑食だ。だけど、鳥なのは変わらん。…と思ったよ…


その辺の虫だけじゃあ、たんぱく質不足だったんだろう。栄養失調で、くちばしの横上に、イボが出来た。これは、取らなければ、鳥の栄養をイボが取ってしまい、栄養不足になり死んでしまうという、恐ろしいイボだった。無知なる私は、その時、知らなかった。


一度、窓から逃げてしまい、インコや文鳥ならば目立つから、誰かが保護してくれる望みはあったが、ちょーちゃんはスズメ…スズメなんざあ、その辺の電線に山ほどとまっている。絶望感に浸ったが、奇跡的に自ら、チュンチュンと早朝の電線にてとまり、親子四人で外に飛び出したら、末っ子の頭に帰ってきた。

それほど慣れていたちょーちゃんが、変なイボを取らなかった無知により、死んでしまった。


過去話。


だから、私は馬鹿みたいに、今は山羊や牛や羊やなんやらのネットサーフィン、暇があれば、やってるなあ~