(仮性結核は、法定伝染病でも、届出伝染病でもない。)

症状は、似かよっていましたが、検査の結果は、連鎖球菌でした。
通常は、発症しないような弱い菌ですが、体が弱った時に、発病してしまうようです。


(仮性結核菌=エルシニア菌に感染する山羊は珍しく、通常は羊にたまに発生するそうだ。豚、犬、猫、鳥、人など広くこの菌を保菌しているそうだが、発症するのは10%程度らしい。
土壌に存在していて、キズ口から侵入する。)

飛鳥の検査結果は、連鎖球菌感染と、駆虫していたにも関わらず線虫が多数検出されたそうです。



飛鳥は、2020/6/24に出産後、3ヶ月後の2020/9/20頃には、お腹と体の右側にたんこぶのようなものが出来てしまった。
獣医さんに診ていただいたら、取っても再発するかもしれず、取らなくても自然に消える事もあり、破けた場合は消毒をするように言われた。
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飛鳥の様子を見ていたら、コブは徐々に小さくなり、破けることもなく、少しはげた痕が残る程度になり、安心していた。
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この山は、奈良盆地の冬の底冷えを増大させたような厳しい気候で、飛鳥は6年間ヘッチャラで過ごしてきたのだが、今年はコブはなくなったが痩せてきてしまったので、ダウンジャケットを着せた。次男の加代造も他の兄弟の半分程度の体重なので、ダウンジャケットを着せた。
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2020/12/31、竹をモリモリとみんなで食べていた。

その後、モリモリと食べ食欲はあるのに、どうも痩せてきている気がして、たまに、飛鳥だけ内緒でペレットを与えたりしていた。

次男の加代造が倒れて室内飼育になり、心配で覗きに来ていたりした。
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加代造は、大きくなれずに力尽きた。2021/1/26

飛鳥は発情したが、出産が続いて負担になるため、去勢雄状態の次元くんと同居させたのが正解で、妊娠は免れた。今までは、発情すると、勝手に脱柵して男子のところへ行ってしまい、妊娠が続いてしまっていた。
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2月になり、下痢気味なので、ひとり軒下へ連れていき、存分に食べさせて太らせることにした。
ひとりなので、誰にも邪魔されずに沢山食べたが、あまり太らない。
以前、服は3日で脱いでしまったが、今回も着せてみた。
下痢は、良くなったり悪くなったりを繰り返し、なかなか太らなかった。
ダイメトン注とエプリネックスを投与、良くなってきたように思った。

しかし、また、今度は泥状の下痢になってしまったため、4週あけて、再びダイメトン注とエプリネックスを投与した。
食欲はあるが泥状の下痢が治らず、それでも、生菌剤を沢山舐め、重曹を少し舐め、岩塩はガリガリと食べて頑張っていた。カルシウム剤と鉄剤も食べた。
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2021/4/10、早朝にモーと泣いて、横倒しになっていた。立たせると、自力で歩いてチモシーを食べ、生菌剤を舐め、岩塩を舐め、水を飲む。
午後になったら、立てなくなった。食欲はあるので腰麻痺を疑い、ロープでハンモックのように吊るして、横倒しにならないように工夫した。口元にチモシーや草を置くとモリモリと食べていた。
飛鳥はヤンチャなので、立とうとして良く動いて、変な姿勢になるので目が話せず、夜も1-2時間おきに見に行った。

2021/4/11、相変わらずジタバタするので、てんこ盛りのチモシーと草に生菌剤ふりかけ、どんぶりに水をいれて飲ませ、ポカリスエットも飲ませた。

ほんの数分離れて戻ると、エサ箱に頭を突っ込んだまま動かない。

「あすか…」!!( ; ロ)゚ ゚



出産後に、痩せてきて下痢をして、治療に反応しない病気→ヨーネ病やら結核だったら大変だ〰️と考え、家畜保健衛生所に連れて行った。

ヨーネ病だと、特徴的な大腸の肥厚がみられるそうだ。飛鳥の大腸は、薄くて肥厚はみられなかった。
その代わりに、内蔵のあちこちに、うみのかたまり=乾酪巣がみられた。

おそらく仮性結核であると思われるそうだ。検査中である。



少し安心したが、今度は人間が非常なるダメージを受けているようだ。
。・゜・(ノД`)・゜・。





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綺麗な花を、昨年2020年11月に見かけた。笹の花らしい。そして、この花が咲くと、ろくなことがないらしい。ホンマや➰

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枝下桜満開の2021/4/11に飛鳥が逝った。枝下桜が、笹の花のろくでもないことを散らしてほしいよ。🛐


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